
2009年09月22日
ハンナ・ア-レントを読む
ハンナ・アレントの思想。
20世紀の特質という5つの世界危機。
(1)戦争と革命による危機。それにともなう独裁とファシズムの危機。
(2)大衆社会という危機。すなわち他人に倣った言動をしてしまうという危機。
(3)消費することだけが文化になっていく危機。何もかも捨てようとする「保存の意志を失った人間生活」の危機。
(4)世界とは何かということを深く理解しようとしない危機。
世界そのものからも疎外されているという世界疎外の危機。
(5)人間として何かを作り出し、何かを考え出す基本がわからなくなっているという危機。
アレントは「労働」「仕事」「活動」、およびそれらの源泉となる「思考」を原点に戻しなさい、それが「人間の条件」なのではないかと問う。
この場合の「労働」とは、原材料以外に買い物をせずに人間が何かを生み出すための労働をいう。
できれば野菜を作りたい、そうでなくとも野菜を入手したらその先は自分で料理をしたい、
いま私たちの多くは、労働の対価として得たお金によって、食も着飾るための衣服も教養も
退屈も時には愛を得ている。
野菜は誰かが作ったものをスーパーで買い求める。
または誰かが作ったレトルト食品で腹と生を満たす。
とりあえず、お金があれば、欲しいものと交換することができる。
それが前提の日々の営み。
私はその光景が不思議に映るようになっているのです。
本島の暮らしに近づいたからでしょう。
暮らすことを考えると、食べ物を生み出さないといけないという事実に直面したからでしょう。
アーレントはいう。
「仕事」は、自分の考えを自分で生み出すことをいう。と・・・
言葉でも絵画でもよいが、自分が時間をかけたことが世界に何らかのはたらきかけになることをいう。
ホモ・ファーベル(工作人間)として仕事に徹すること。
「活動」は自分がそのことにかかわっていることが何らかのかたちで外部化されていくことをいう。
例としての笛吹き・・・笛を吹いているあいだだけが活動であるような、
そのような活動をもっと徹底して自身の体で認識すべきだと言っている。
食べるための野菜をつくること。
精神が生きいきとするための創造。
人の根底にあった、感覚を目覚めよ。
これは先祖がえりでなはく、集団で眼をそらしていた事実を見つめることになるのだと思う。
お金があるだけでは生きては行けないのですよ。
野菜も、衣装も、その他のものも誰かが作ってくれるから、お金と交換してくれるから
お金を稼げばよかっただけなのです。
野菜を魚を肉を食べるとき、育ててくれた人のことを思ったことがあっただろうか?
なかった。
これまでまったくなかった。
人の愛や努力に無関心だった私。
・・・・。
新しいということ 警戒せよ。
20世紀の特質という5つの世界危機。
(1)戦争と革命による危機。それにともなう独裁とファシズムの危機。
(2)大衆社会という危機。すなわち他人に倣った言動をしてしまうという危機。
(3)消費することだけが文化になっていく危機。何もかも捨てようとする「保存の意志を失った人間生活」の危機。
(4)世界とは何かということを深く理解しようとしない危機。
世界そのものからも疎外されているという世界疎外の危機。
(5)人間として何かを作り出し、何かを考え出す基本がわからなくなっているという危機。
アレントは「労働」「仕事」「活動」、およびそれらの源泉となる「思考」を原点に戻しなさい、それが「人間の条件」なのではないかと問う。
この場合の「労働」とは、原材料以外に買い物をせずに人間が何かを生み出すための労働をいう。
できれば野菜を作りたい、そうでなくとも野菜を入手したらその先は自分で料理をしたい、
いま私たちの多くは、労働の対価として得たお金によって、食も着飾るための衣服も教養も
退屈も時には愛を得ている。
野菜は誰かが作ったものをスーパーで買い求める。
または誰かが作ったレトルト食品で腹と生を満たす。
とりあえず、お金があれば、欲しいものと交換することができる。
それが前提の日々の営み。
私はその光景が不思議に映るようになっているのです。
本島の暮らしに近づいたからでしょう。
暮らすことを考えると、食べ物を生み出さないといけないという事実に直面したからでしょう。
アーレントはいう。
「仕事」は、自分の考えを自分で生み出すことをいう。と・・・
言葉でも絵画でもよいが、自分が時間をかけたことが世界に何らかのはたらきかけになることをいう。
ホモ・ファーベル(工作人間)として仕事に徹すること。
「活動」は自分がそのことにかかわっていることが何らかのかたちで外部化されていくことをいう。
例としての笛吹き・・・笛を吹いているあいだだけが活動であるような、
そのような活動をもっと徹底して自身の体で認識すべきだと言っている。
食べるための野菜をつくること。
精神が生きいきとするための創造。
人の根底にあった、感覚を目覚めよ。
これは先祖がえりでなはく、集団で眼をそらしていた事実を見つめることになるのだと思う。
お金があるだけでは生きては行けないのですよ。
野菜も、衣装も、その他のものも誰かが作ってくれるから、お金と交換してくれるから
お金を稼げばよかっただけなのです。
野菜を魚を肉を食べるとき、育ててくれた人のことを思ったことがあっただろうか?
なかった。
これまでまったくなかった。
人の愛や努力に無関心だった私。
・・・・。
新しいということ 警戒せよ。
2009年09月22日
本島が瀬戸内アート特集に
J-Bスタイルという【旅の情報誌】10-11月号の見本誌が届きました。
特集記事 『瀬戸内 旅とアートが融けあうところ』として、
直島・本島・高松・琴平が紹介されています。
直島は、もちろんベネッセアートサイト・・・
高松はジョージ・ナカシマ記念館、琴平は金刀比羅宮のアートプロジェクト関連です。
本島は、私たちの活動に眼を留めてくださったのです。
島に私たちの本格的な活動拠点を得ることが出来たきっかけは、この紙面の取材からだったのです。
JTBパブリシングの廣井さま始めスタッフの皆様が、機縁となったのです。
なんという めぐりあわせなのでしょう!!
奇縁とも思えるめぐり合わせ・・・秋の風を感じながら、こもごも想いは巡ります。
島の方たちは、私たちが新たな形で関ることをとても喜びまた期待してくださっています。
期待を意識しすぎては身動きできなくなるので、自分との闘いでもあります。
**********
J‐Bスタイルは、JCBカード会員向けの旅の情報誌ですので
JCBカード会員の方には配布されるのではないでしょうか。
Webサイトもありました。
http://www.jcbtravel.co.jp/jb/backnumber/0908index.html
http://www.jcbtravel.co.jp/jb/index.html
機会がありましたら、ご覧くださいね。
特集記事 『瀬戸内 旅とアートが融けあうところ』として、
直島・本島・高松・琴平が紹介されています。
直島は、もちろんベネッセアートサイト・・・
高松はジョージ・ナカシマ記念館、琴平は金刀比羅宮のアートプロジェクト関連です。
本島は、私たちの活動に眼を留めてくださったのです。
島に私たちの本格的な活動拠点を得ることが出来たきっかけは、この紙面の取材からだったのです。
JTBパブリシングの廣井さま始めスタッフの皆様が、機縁となったのです。
なんという めぐりあわせなのでしょう!!
奇縁とも思えるめぐり合わせ・・・秋の風を感じながら、こもごも想いは巡ります。
島の方たちは、私たちが新たな形で関ることをとても喜びまた期待してくださっています。
期待を意識しすぎては身動きできなくなるので、自分との闘いでもあります。
**********
J‐Bスタイルは、JCBカード会員向けの旅の情報誌ですので
JCBカード会員の方には配布されるのではないでしょうか。
Webサイトもありました。
http://www.jcbtravel.co.jp/jb/backnumber/0908index.html
http://www.jcbtravel.co.jp/jb/index.html
機会がありましたら、ご覧くださいね。