この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2010年09月26日

島は肌寒くなりました

夏の暑さが思い出せないくらい、

寒くなり、衣替えをしました。

昨年の今頃はどうだったのか、思い出そうとするのですが

記憶が曖昧です。

10月10日の展覧会の準備のために、滞在していた作家二人が相次いでが東京へ戻りました。

松宮硝子さんは、滞在して制作に集中しています。

毎朝5時に起床、洗濯して、それから午後10時過ぎまで

アトリエである髙島八重美邸で制作します。

髙島邸は、外観の一部が船のように湾曲していて

ちょうど船の船首にあたる場所に井戸がある小部屋があります。

彼女はその部屋では作りこんだインスタレーションを試みています。

その他の部屋も照明器具と一体化したドークピープーが増殖しています。

咸臨丸150周年関連イベントも様々行われ

アルテで作っている咸臨丸ランチの予約も沢山いただいて

Cafeのほうでも追われています。

咸臨丸ランチは、この家が水夫として咸臨丸に乗ってアメリカに渡った髙島清蔵さん

ゆかりの家と伺ったので、記録を調べて、サンフランシスコについたとき

ジョブス・ホテルでの歓迎の食事の様子がありました。

レシピはないので、工夫していくつかをアレンジしてランチを作りました。

肉飯とカステラははずせません。ですからお手数ですが、予約をいただきたいのです。

髙島清蔵さん(笠島出身の咸臨丸の水夫)のお墓を近くの薬師堂へ探しに行きました。

発見しました。確かにありました。

そのひとつ置いて左隣に朱の入った髙島輝子さんの名前があるお墓がありました。

昭和20年に27歳で戦死されたご主人のお墓です。

確かに髙島輝子さんは、咸臨丸水夫だった髙島清蔵さんの子孫にあたるのだと思いました。
  


2010年09月20日

近況、しばたやんⅡ

今夜、うどん食べよう。
高松のダチ、沢田さん(60代女性)が送ってくれたうどん。
焼きうどんかな。
そのうどん、米屋が作っているということだが、ピカイチ美味いと思う。
ちなみに満腹のことを「お腹がおきた」というこの地域特有の言い回しは気に入っています。
先日は丸亀商店街の「きらく」の「ええぶん」のラーメンとキャベツの餃子でお腹がおきました。
また行きたいです。

「もう、やめなさい! はたらきすぎやー」
今日、近所のご婦人に言われました。
日が暮れ始め、夜通し制作かな、とアトリエに活き込んで移動するところでした。
明るい内、朝から、たしかに制作していました。それをその婦人は見ていたのでしょうか。

最近こんなことを行ってくれる人物は私の生活には登場しませんでした。
自分の過去の悪循環な、作品制作の泥沼、それはきっと働き過ぎによるものかもしれません。
やれるときは昼夜問わずモーレツ(?)に行動する、
それがアーティスト兼フリーターの常識でした。
僕の両親にしても、休憩はとれといえども、たいていの場合、顔を合わせれば
ケツを叩かれるか小言をいわれる、そんな家庭。

思えば学生のころにお付き合いしていただいた娘さんも、そういう風に
「働くことへの距離」を気づかってくれたように思う。
そんなときはいい仕事が出来てたと思う。

24時間のうちに占めるオフの時間は芸術家には重要なことなのかもしれない。
オフの質も大事なんだろうが。

働く時間にアウトプットされ、浪費されるものの内、オフの時間に補給できるマターがあるのだろう。
猫と遊ぶとか、猫と遊ぶとか猫とあそぶとか

そういう時間が大事にゃんだろう。


柴田  

2010年09月13日

近況、しばたやん

しばやんと呼ばれ始めました。

昨夜から強い風が吹いてます。
半野外の作業場でも僕の紙の作品が飛びまくったり破れまくったり、猫にかまれて穴が空いたりです。
朝は寒くなり、日照時間が極端に短くなったのを感じます。
視界が暗くなって野外の作業時間も早く切り上げ。
季節の変わり目です。長袖が欲しい。

溜池にヌートリアという
哺乳動物が生息しています、
夕暮れ時、散歩がてら
珍獣を観察しました。

”東京は台風が凄かったらしいから、
東京の実家のお父さんお母さんに電話したら”

と、宿の前の売店の女性の方に助言されました。
テレビで観た東京の台風の映像が衝撃的だったようです。
親戚や子供が東京ににすんでいる彼女にとって
東京はただの首都ではないような気がします。

”東京って何だろうね”とぼやいてもいました。

実家に電話はしていません。
でも
先ほど父からメールがありました。


東京の家に梅干が届いたそうです。
梅干の送り主はS君。
S君はアルテの前で干からびていた、
見知らぬ行き倒れのバックパッカー風のデザイン科の美大生。

彼は旅先で世話になった人におばあちゃんの梅干をおくるんだそうです。
無事に帰宅できたようでよかったです。

猛暑が過ぎて寝心地が良く
リフレッシュ。

絵の制作に重心を移してみてはどうか
、という慈悲深い許可が下りました、

早速ずっと中断していた途中の画面を引き伸ばしました。
あと一ヶ月の制作期間。

そう考えると時間はたっぷり。

島の人たちと
人間関係が出来つつあるのを楽しんでいる今日この頃。


柴田  

2010年09月11日

伊勢大神楽



毎年この季節になると大神楽がやってきます。














  

Posted by ギャラリーアルテ at 16:48Comments(0)art

2010年09月11日

柴田智明



柴田智明・・高島昭夫作業所

日本画 1981年東京国立生まれ。
武蔵野美術大学造形学部日本画科卒業
本島滞在中は、自生する竹から紙を作る試みを中心に行い、地域のお年寄りに、ほぼ毎日のように手作り野菜や魚などの差し入れを受ける。その交流を墨絵で描いた。竹紙製品は笠島の新しいお土産物となる可能性を開いた。次年度以降も期待したい。
鳥獣戯画、北斎漫画を彷彿とさせる自由な画風を持ち味として、生き物や旅の途上で出会った人々を描く。 

(1981~) 教育
2001-2005 武蔵野美術大学造形学部日本画科 個展・グループ展
2003 個展 ,ココア堂,東京
2005 ゲイサイ#8 2005 個展,くわはら,東京.
2/2006 個展パート 1,ギャラリ- Q,東京
6/2006 個展パート 2,ギャラリ- Q,東京
8/2006 京都国際インパクトアートフェスティバル
11/2006 個展”一泊二日”展,直島
12/2006 グループ展”ラストスパート”ギャラリー Q.
2/2007 個展,アートスペース羅針盤,東京
2/2007 個展,ギャラリ- Q,東京
2/2008 個展,ギャラリ- Q,東京
8/2008 グループ展,菅 盾彦大賞展,大阪タカシマヤ,大阪
2/2009 個展"富井ゲレ郎が語るP.Y.T"展 アートスペース 88,東京
9/2009 "クロスカレント 2nd"日米作家交流展,東京都美術館,
マキイマサルファインアーツ..東京 
LAアートコアギャラリー...ロサンゼルス,カリフォルニア
3/2010 個展,ギャラリ- Q,東京
3/2010 グループ展"東京ワンダーシード"展,東京
4/2010 グループ展"新しい墨の可能性"展,アートスペース羅針盤,東京
7/2010 アーティストインレジデンス"塩飽本島晴れに耕す。~そしてアート"  

  


2010年09月11日

山田健二


山田健二・・真木(まき)邸

写真は梅谷・山田・高島包さん

山田 健二 
美術作家 1983年東京生まれ、新潟、青海町育ち 多くの故郷をもつ彼は、故郷を巡り、その場所へのアプローチすることから彼の制作をはじめた。彼の仕事は常に自宅の無い土地で行われてきた。以来、彼の仕事は祭祀や組織の準備に棲み、そこに潜在する作為や動機を編集することで彼の作品を成り立たせている。 雪や地形、民俗知をテーマにしたインスタレーション、建築物、庭、写真などの表現で知られる。東京を拠点に活動。

個展/プロジェクト

2009 Frozen Murmur, Stiching Kaus Australis, ロッテルダム, オランダ
2008無題, ロッテルダム, オランダ
2007 Booking Void Inn AKIYAMAGOU,長野県, 下水内郡, 秋山郷, 鳥甲山
2003 Booking Void Inn, Mt. Amamizu, Niigata, Japan 2002 Untitled, Nechi, Niigata, Japan
2001 Snow-road, Oumi-city, Niigata, Japan

グループ展/プロジェクト
2010 “3331 シークレットオークション”, 3331 Arts Chiyoda, 東京
2009 “越後妻有アートトリエンナーレ2009”,新潟県, 十日町市, 松之山, 大厳寺高原
2009 “RAIR#1”, WDW63/ロッテルダム, オランダ 2008 “Project the Projectors
2008”, BankART NYK/横浜,
2007 “Earth Work International
2007”, ヒルサイドプラザホール/東京
2006 “Art path 2006”, 東京芸術大学/茨城県, 取手市

参考文献
坂井, 基樹“Booking Void Inn MATSUNOYAMA”, 越後妻有アートトリエンナーレ2009 - 公式カタログ,
3月, 2010 永峰, 美佳, “越後妻有アートトリエンナーレ2009 - 注目の作品ピックアップ”, BT(美術手帳),
9月, 2009, pp.98-109 大下, 健太郎, “松之山エリア作品特集”, 越後妻有アートトリエンナーレ2009 - 公式ガイドブック,
8月, 2010 レクチャー/プレゼンテーション 2010“KAWAMATA Prize 記念トーク”, パネルディスカッション, BankART NYK, 横浜 2009“RAIR#1”, アーティストトーク/プレゼンテーション, WDW63, ロッテルダム, オランダ 2008“MONKEYS on the WATER”, アーティストトーク, Duende, ロッテルダム, オランダ

賞歴/学歴
2009 Stiching Kaus Australis Residency, ロッテルダム, オランダ
2008 野村国際文化財団 芸術文化助成, 東京
2008 KAWAMATA Prize, 横浜
2008 東京芸術大学, 先端芸術表現科, 学位取得
  


2010年09月11日

松宮硝子


松宮硝子・・高島八重美邸

1981 東京生東京在住
2007 東京造形大学大学院 美術研究領域 修了  

私の制作は、無機質なもの、生きてはいないガラスから“Duquheapuer(結晶)”と呼ばれる生物をとりだし、
形作ること。そしてそれを調査、研究ることである。より多くのガラス達からDuquheapuerを見つけだし、
ジオラマや標本として正しい形にすることである。

Duquheapuerとは死など負のエネルギーに反応し、活動する存在である。
他の生き物の生命エネルギーが強い場所ではDuquheapuerの必要とするエネルギーが消されてしまうため生きてはいけない。故に廃墟や生き物の極少ない空間を好む。彼らは死亡するとガラスとなる。私はガラスを割ってその
かけらを集めて分類しながら彼らの生前の姿をジオラマとして再現する。
そして観察して彼らの生態を記録してゆくのである。

Duquheapuerは生物学上では生物と認定されていない。しかしそのラインとは曖昧であり、常に時代によって変動
する物である。

もし見方の法則や基準を変えたならいまとはまったく違った生物と無生物のラインがつくられるだろう。
もしくはそのラインすらないかもしれない。Duquheapuerという存在を通して生物とは何かについて問いかけている。

この問いをわざわざ美術で考える理由。それは、芸術はそれらの問いを知識や情報ではなく体感として感じさせ考えさせることが出来ると信じているからである。。 ワークショップ私は人からもらったガラスからもDuquheapuerの標本をつくっている。それは「すべてのガラスにはDuquheapuerが眠っている。」という考えだからである。私はそれらの標本を観察して種類や生態などをデータとしてまとめていく。終わった後、標本は分類を示した標本カードと共にガラスの元の持ち主に渡す。わたしの元にはDuquheapuerについてのデータがのこり、色々な場所にDuquheapuerの標本が広がっていくのである。

主な個展

2009 4 “Duquheapuer ecology” 水戸芸術館現代美術ギャラリー第九室
2007-8 "Study room of Duquheapuer", BankART studio NYK, 横浜
2006-5 "Museum of Duquheapuer" , ZOKEI gallery, 東京
2004 "hatch out ? spread ? " , node, 東京


  


2010年09月10日

レジデンス成果発表の展覧会

会期 10月10日-11月28日
    オープニングレセプション 10月10日 午後12時より
    作家との交流会・ふれあい祭り 11月23日 9時より

会場 丸亀市本島町笠島国の重要伝統的建造物群保存地区





  


2010年09月06日

壇の上棟式



今回は伝建地区の真木邸の部屋に地鎮の儀礼を呈したインスタレーションと、もう一室はプロジェクトルームとして公開する。3日に儀礼の為の壇の骨組みが完成し、スタッフのマキさんのアイディアでギャラリースタッフ・作家・近隣の人々と壇の上棟式を行った。一同餅を投げ合う。棟梁は誰ということはない、ダルな儀式がひと時の間続いた。入道雲が四方に起って見える。夏がこれで終わると、今年は何度も思った。
  
タグ :山田健二


2010年09月01日

大木裕之~本島入り

映像作家 大木裕之さんが、昨日突然最終便(丸亀発20:00)で

本島入り。

本日9月1日。

レジデンス作家の滞在 58日目

作品づくり佳境。

9月末まで柴田さん、山田さん 滞在延長。

10月10日より展覧会が始まる。