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Posted by あしたさぬき.JP at

2010年03月17日

お年寄りの一人暮らし

笠島は、お年寄りが一人で暮らしている人が多い。

昨日火曜日はギャラリーは休みの日だったが、溜まった仕事をしなければと

16:30の高速艇で本島へ来た。今日は休みだから、締めておいて仕事仕事・・

と思っていたのだが、入り口の障子は締めて、木の引き戸は半開きにしていた。

自転車をとめていたので、妹尾さんがお散歩の途中で気がついて

「来ていたの」とたずねてくださった。到着してから1時間以内に

その後 安田さんが、「なんか食べるものあるかな・・」と

「カレーでもええよ。お祖父さんが亡くなったから、私ひとりだからね。

畑 しよったから、何でもいいよ」と

私「大豆カレーならできるよ。今から仕掛けるから、少し待っていて・・くださいな」

お米を研いで、麦をいれて、麦ご飯にして仕掛けて、ストックしていたカレーにたまねぎ 大豆を加えて

ストーブにかけて、煮込む。(プロパンガスの節約)

仕事をしたくて来たのだから、断る言葉が出そうになって、でも断ることができなかった。

需要があるということ、一人でも・・苦笑い。

*******************
安田さんのご主人は、1週間前に亡くなった。85歳だった。

安田さんは、40年神戸に暮らしていて、退職後笠島に戻ってきた。震災の1年前だったそうだ。

安田さんは、ご主人のことを「お父さん」という。お父さんが元気なとき、カレーを何度か自宅へ届けた。

このごろは、「お父さんの具合が悪くて だから、食べられないんよ」と話していた。

ずーっと 介護して、そして亡くなった。

「もう 年だったからね。」といいながら、カレーを食べてくださった。

妹尾さんも一人、吉田さんも一人。高島さんも一人、高島昭夫さんも一人、・・・さんも、・・さんも

淡々と 暮らしている。凄いと思った。

まだ、私は出来そうにない。


  


Posted by ギャラリーアルテ at 09:43Comments(0)塩飽本島