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Posted by あしたさぬき.JP at

2009年11月04日

本島


入り口です。

昨日はとても肌寒かったのですが、県内外から十数人のお客様が来てくださいました。
今からセカンドステージ、11月23日のふれあい祭りに合わせて、もろもろ準備を行います。

●藏本秀彦展「COTTON」
 糸崎公朗「丸亀あらたし文化商店街」展という二つの全く異なった内容の展覧会を開催しています。
会期 蔵本展は 11月1日(日)-11月30日(日)まで
    糸崎展は 11月23日までです。

場所 ギャラリーアルテ
〒 763-0221 香川県丸亀市本島町笠島305
開廊時間 a.m.11:30 – p.m.16:30
休廊日 月・火曜日 

藏本秀彦は、香川県生まれ。
藏本は、強制的に鉄粉を酸化させ、あるいは酸化を止めることで独特の色合いをつくりだしています。鉄や銅、すずといった金属を酸化させ、化学反応の過程で変化した色合いを顔料とし、その色合いは時間の経過と共に変化して行きます。 
時間性を創作に取り込んだ作品です。
和の空間での展示は、こんぴらアートに続いていますが、さらに深化し、笠島の町並みや風景と共鳴する形で
見ごたえのある空間を作り出しています。

糸崎公朗による復元フォトモは、丸亀市街地の写真をもとに
写真による立体紙模型の作品です。
糸崎によって撮影されたフォトモとは異なって、今回は撮影者は別の人です。
よって平面のものを立体化する際に、通常のパースがとおった構成とはなっていません。
そこに制作する際の難しさがあったと思いますが、作品としての面白さは、フォトモよりも深まってたと感じています。

フォトモについては、作者自身が提唱している「非人称芸術」のコンセプトのもと制作されたものであるため、
多くの人の手によって、フォトモ制作が可能なものです。
事実、広告会社からこの手法で作者に依頼するのではなく、会社側で制作を行いたいという
確認の連絡がいくつかありました。
フォトモとはそういう性質の表現であり、従来の美術品から逸脱するものであることを痛切に実感しています。

フリーアートのように、その手法が公開されていること。
作者よりも手法が伝えられるようになる方が、魅力ある出来事になるのではないかと思うのです。
そういう意味で興味深い表現者だと思います。




  


Posted by ギャラリーアルテ at 10:29Comments(0)art