2010年07月23日
ひとり
孤独とは おのれひとりと書く。
そのおのれをどうしようもない人が多いのよ。
宮崎谷昌光 「晏子」の中の一節。
「人が迷うとすれば、欲においてではないでしょうか。欲を捨て去れば、おのずと迷いも消えるような気がいたします」
「たしかに、そうかもしれぬな。だがな、嬰よ。いうは易いが、おこなうは難い。欲を捨てきれる者は皆無といってよい。
なぜなら、欲を捨てようと欲することが、すでに欲となるからだ」
嬰はふかくうなずいた。
「ただし、過大な欲を捨てることはできる。寡欲であればよい。」
そのおのれをどうしようもない人が多いのよ。
宮崎谷昌光 「晏子」の中の一節。
「人が迷うとすれば、欲においてではないでしょうか。欲を捨て去れば、おのずと迷いも消えるような気がいたします」
「たしかに、そうかもしれぬな。だがな、嬰よ。いうは易いが、おこなうは難い。欲を捨てきれる者は皆無といってよい。
なぜなら、欲を捨てようと欲することが、すでに欲となるからだ」
嬰はふかくうなずいた。
「ただし、過大な欲を捨てることはできる。寡欲であればよい。」
Posted by ギャラリーアルテ at 05:25│Comments(0)
│日々のこと