2010年09月11日

松宮硝子

松宮硝子
松宮硝子・・高島八重美邸

1981 東京生東京在住
2007 東京造形大学大学院 美術研究領域 修了  

私の制作は、無機質なもの、生きてはいないガラスから“Duquheapuer(結晶)”と呼ばれる生物をとりだし、
形作ること。そしてそれを調査、研究ることである。より多くのガラス達からDuquheapuerを見つけだし、
ジオラマや標本として正しい形にすることである。

Duquheapuerとは死など負のエネルギーに反応し、活動する存在である。
他の生き物の生命エネルギーが強い場所ではDuquheapuerの必要とするエネルギーが消されてしまうため生きてはいけない。故に廃墟や生き物の極少ない空間を好む。彼らは死亡するとガラスとなる。私はガラスを割ってその
かけらを集めて分類しながら彼らの生前の姿をジオラマとして再現する。
そして観察して彼らの生態を記録してゆくのである。

Duquheapuerは生物学上では生物と認定されていない。しかしそのラインとは曖昧であり、常に時代によって変動
する物である。

もし見方の法則や基準を変えたならいまとはまったく違った生物と無生物のラインがつくられるだろう。
もしくはそのラインすらないかもしれない。Duquheapuerという存在を通して生物とは何かについて問いかけている。

この問いをわざわざ美術で考える理由。それは、芸術はそれらの問いを知識や情報ではなく体感として感じさせ考えさせることが出来ると信じているからである。。 ワークショップ私は人からもらったガラスからもDuquheapuerの標本をつくっている。それは「すべてのガラスにはDuquheapuerが眠っている。」という考えだからである。私はそれらの標本を観察して種類や生態などをデータとしてまとめていく。終わった後、標本は分類を示した標本カードと共にガラスの元の持ち主に渡す。わたしの元にはDuquheapuerについてのデータがのこり、色々な場所にDuquheapuerの標本が広がっていくのである。

主な個展

2009 4 “Duquheapuer ecology” 水戸芸術館現代美術ギャラリー第九室
2007-8 "Study room of Duquheapuer", BankART studio NYK, 横浜
2006-5 "Museum of Duquheapuer" , ZOKEI gallery, 東京
2004 "hatch out ? spread ? " , node, 東京





柴田智明
山田健二
レジデンス成果発表の展覧会
壇の上棟式
 昨年の活動報告会 (2011-05-25 00:28)
  (2011-02-10 11:00)
 一部のインスタレーションはご覧いただけます (2010-12-10 14:00)
 AIR展覧会 (2010-11-25 19:11)
 咸臨丸ランチ (2010-11-13 14:55)
 やっとPCに向き合える (2010-10-26 19:29)

この記事へのコメント
今日は、素敵な出会いをありがとう。
ちいさな花陰や、崩れかけた家屋から、何か飛び出して来るのでは。。。って、シャッターを押してたのかなあ・・・・
思いがけない出会いから、新しいドアが開きました。
楽しい一日でしたね。ありがとう。
Posted by hanagon at 2010年10月25日 23:16
ちょうど一ヶ月経った、今日!
本島に渡り、可愛いい結晶君や、素敵な彼女に逢ってきましたよ!ホントニ愛らしくって!生きてるみたいに感じました。

親切にして頂いた、保存センターの方が、お茶を出して下さりながら、赤いジオラマの生みの親だと話してくださいました。笑。
勤番所の方には、自転車で案内しながら連れて行って頂き、アルテさんのランチまで予約していただきました。

硝子ちゃんの素敵な作品や、島の方の優しさに癒された
とっても素敵な一日でした。

追伸
26日が、お母様のお誕生日とのこと!実は24日(昨日)が私の誕生日で、私は、一人で無事53歳になったゾー!
記念の小旅行でした。思い出に残る良い旅になりました。
Posted by hanagon at 2010年11月26日 00:05
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    コメント(2)