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2011年01月21日

祖父の教え

私は浄土真宗の寺で生まれました。

私の家では祖父は絶対でした。

私にとても影響を与えた人でした。

祖父は冬でも乾布まさつを欠かしませんでした。

祖父の朝食はパンとミルク、胃潰瘍で手術をしていた祖父は

朝食は洋食でした。祖父は、真の仏教徒でした。

どんな寒い日でも火鉢にあたるのみでした。

たった一度を覗いて、それは父が宿直で不在の寒い夜

雪で停電になった夜、心細がる孫の私のために

ろうそくの明かりで こたつに入りながら

祖父と祖母と私にトランプをしてくれました。

たった一度を除いて、祖父がこたつにはいったのは

その一回きりでした。幼い私には深く印象に残る出来事でした。

祖父はこんなことを言っていました。

名誉やお金はどうでもいいことなんだ。

それよりももっと大切なことがある。

父は、私を叱ったときに

竹は節があって、まっすぐ伸びている。

けじめというものが大切だと。

父もまっすぐな人でした。

私は、祖母のまじめさ

祖父と父の潔癖さ、正義というものを

深く影響を受けて育ちました。

変とよく言われます。

社会といいものは、正しさのみで成り立つものではなく

もっと社会的なコミュニケーション能力が必要です。

只今、祖父や父の正義感に加えて、社会性というものを

考えています。

性分として、筋の通らないものは許せないのですが、共感する人だけでは

社会は成り立たない。

私たちは、現在、グローバル社会という、巨大なネットワーク社会の中で生きています。

異質な人と人との自由な出会いから、この地球上では、絶えず新たなネットワークが生み出されているのです。

人々を理解し、管理する能力。人間関係において賢く行動する能力が必要なのです。

他人の協力を得る能力。人と人が個人の枠を超えて相互に作用し合う場合にどんなことが起こるかを理解し、

自他共に利益を得るにはどうしたらよいかを考えることができる能力が求められています。








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Posted by ギャラリーアルテ at 22:23│Comments(0)art
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