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Posted by あしたさぬき.JP at

2010年08月03日

塩飽大工の末裔

作品の構想がまとまりつつある. 資材などの相談に元大工の高島昭夫氏を訪ねると.
'絵がないとわからんなァ'と一旦出直しに. 無性に試されている気になり即座にドローイングを仕上げる.
現場写真を印刷し束にした.
現役時代の棟梁も今は笠島地区の自治会長の勤めに忙しい. 今日はカブで皆のお宅にアンケートを配っていた.
仮住まいの小崎邸にも当然のように現れて、そのままプレゼンティションに. 伝建地区での建築的な作品は先ず市の文化課に通すのが筋とのこと. プランの模型などにも予算がつくのだそうだが、時間もあまりない.
生木などで低予算の方向なのだが、木を切れる場所の話まではできなかった.

棟梁のプランに対する反応は以外にもかなり良く. 試されていた弟子の気分もどこかへ.  
タグ :山田健二


2010年08月03日

渡本島の初夏

本島のアーティスト・イン・レジデンシーに7月から滞在している 山田 健二です.
きょうまでを島での生活や交流に惜しまずに過ごした. 明日は歓迎のパーティーがある.
こんなにも人に関ることに不思議はない、土地に入るはじめのリズムや儀式や職癖なのかもしれないし、何よりも興味があった.
土地や人々の時間や作為が瘁じて、編集され作品になっているという事も多い. それを受けとるということも本当は途方もなく膨大なのだけど.

それが好きなのだろう.
(7/16の下書きより)  
タグ :山田健二


2010年08月03日

竹紙づくり雑記

紙と筆、ペンは
現代の人間が社会に出るべく
成長する基盤。
要は読み書きです。
書いて、描いて情報を現し、
産業や歴史、芸術、文化を作ってきました。
そして古来から日本人は竹の細工に強かった・・ような気がする。


竹紙つくりに竹を擂る。ごーりごーりと。
産業革命の流れで、パルプの大量生産の紙が他をほぼ淘汰しました。
パルプ紙は見方によればブラックバスです。

創作活動は、淘汰の歴史をバックし、スイッチしてターンします。
ファシズム的に(?)淘汰され滅び去ってしまった可能性を掘り出す活動です。

要は賛成の反対です。

手で擂ってます。
だから、遅い。
クライアントも不安んな様子。

効率がよさそうな方法、
繊維をなめし棒(?)で叩いてだしなさい、
というようなメッセージが・・。
そりゃそうだ。賛成です。
その方向で動こうと思いますべ。


ところで擂り途中の紐束状の竹から
おもちゃの筆が出来ました。
明日には飽きるかもしれませんが
擂り器で擂りやすいよう、
棒状に編んで固めようと思った瞬感に
ひらめいて穂先部分だけ擂って残り部分を棒状にしました。
穂先のカタチを整えたらかなり使えそうな筆が・・・できた。
白玉面相筆のようにコシがない分、同じく白玉と同じように
よく水を含み、ながーい極細線がひけます・・
そんな気がする。明日以降、試しに使ったら実は駄目駄目だったりね。
ちなみに白玉面相筆は猫の毛から出来ています。
竹と猫を取り違えないように気をつけたいです。

柴田