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2009年08月16日

恐ろしい事実生物特許

アグリビジネスの中での均一化が進んでいます。生物特許(バイオ特許)についての事実

生物特許とは、バイオテクノロジーを用いて人為的につくられた生物・遺伝子・タンパク質などを対象にした特許のことをさします。

バイオテクノロジー企業は、遺伝子そのものが特許として、企業は開発した種や解析したDNA情報を私有する利益として、種を支配しています。

農薬メーカーであったり、製薬メーカーであった化学企業が、世界規模での種会社の買収を行い
傘下に支配しています。
例えばアメリカのモンサントは穀物メジャーのカーギル、ここの種子部門を買収。
さらに、北米・南米の主だった種子会社をことごとく買収。
モンサントは今や、小麦・大豆・とうもろこし・綿花の種をほとんど手中に収めています。

スイスのノバルティス社もモンサントと同じような活動をし、
1997年韓国の業界2位のソウル種苗を買収。
そこを足掛かりに、日本、東アジア地域への戦略を立てている。
日本の大きな種会社といえば、サカタのタネ、タキイ苗種など、
サカタのタネにも大株主として、ノバルティス社傘下のスイスの投資会社の資本が入っています。
WTO協定のもと、資本の自由化を背景に、多国籍バイオ企業の資本が
各国の種苗会社をターゲットに買収や資本参加を行い、ほぼ終わって いるのが現在の状況です。


これは、たいへんな事態です。しかし日本のメディアではほとんど報道されません。
日本は農協の合併が進む中で、国内のシーズ企業が、とても減少しています。
生存に必須の食の分野でこのような独占的状況に陥っており、
売り手優位で、希望の種を手に入れることができなくなるのです。

環境がどんどん悪化し、温暖化が進行している。
いままで栽培できたものが気温の上昇により作れなくなる。
状況が変わった中で、作物を作っていくためには
病害虫に強い高温・乾燥に強い、そういう遺伝子を交配させる必要がある。

いくら高度な組み換え技術があっても、元となる原種がなければ、
組み換え技術すら行えなくなる。そういう貴重な原種を
遺伝子組み替え技術によって汚染させているという状況が進んでいる。

多国籍企業が種会社を買収し、遺伝子組み換えの種を世界中に売っていく。
特許のかかった種であるから、自家採種は特許権の侵害にあたるとして、

農家で種の自家採種を禁止しています。犯すと種を手に入れることが出来なくなります。

企業が有用な原種を持ち出し、その遺伝子を解析して新たに特許を取る。
例としては、タイの"ジャスミンライス"という香りの良い、おいしい高級米があるが、
特許を取り商標まで奪い、タイの農民がそれを輸出できなくしてしまった。

グローバル化による金融支配が大きく報じられる中で
もっと根源的な重要な事態が進行しているのです。
















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Posted by ギャラリーアルテ at 14:55│Comments(0)art
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