この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2011年01月08日

人の終わりの迎え方

年末年始、深く考える出来事が続いています。

冬ですから、毎日寒いです。でも島ですから、瀬戸内の島は、暖かいです。

床が冷たくて、これは応えます。

冬でも安田さんは、毎日手押し車を押して、アルテの前を行き来しているので

よくアルテを覗いてくれます。

昨年ご主人を見送って、娘さんは遠くで暮らしているので、

新年は一人で過ごされたそうです。2日から覗いてくださいました。

実は年末は丸亀に戻ったきりだったので、元旦夕方からアルテの

お掃除と年賀状つくりのために本島に来ました。

2日 灯りがついていたと安田さんが覗いてくださって、

今日はお昼なんか食べられる?というので、カレーとポテトサラダを

つくりました。そして3日早朝に丸亀に戻りました。

安田さんは、毎日荷物の整理をしています。若い頃着ていた洋服。

座布団、ご主人のもの。ダンボールの中になにが入っているか

いついれたものか、きちんと書いて、整理しています。

この島で日々を送ると、お年寄りの生きかたと向き合います。

そして、それは私に気づかせてくれます。

私の夫は、自分の人生の終わり方と向き合っているのだと思います。

人生の晩年を迎える人が飄々と孤独に向き合っていることの

凄さを感じます。 
 
*******
年末作家数人と忘年会をしました。その際に、2007年の旧丸亀電報局の

話題が出ました。あれは残念な出来事というよりは、複雑な思いの残る出来事でした。

電気設備の工事業者は、手形を切って仕事を回していた方だったためか

私の工事で儲けたいと思ったのでしょう。見積もりがでないまま、執拗にエアコンを

薦め、急いで工事をおえて、高額な工事代金を請求してきました。

今年にはいって、その方が、数年前に自己破産していたこと知りました。

店も競売になっているそうです。でも今は電気工事の仕事をしているそうです。

自己破産すると、市などの入札にははいれないそうですから、小口の仕事をされている

のでしょうか?電報局のときも手形の落ちる期日がせまっているんだ!と

強引な請求をされていました。苦しかったのでしょう。でも50万を超えるような

工事の場合は、見積もりを出して、お客さんには確認とることが必要だと

思います。頼んでいないエアコンをいまなら安いですよと薦めていたこと

思い出します。切羽詰っていたのでしょうね。

画廊だったら、資金があるだろうと、そこで儲けようと思ったのでしょうね。

建物の持ち主もアートだったら、貸したいといって夢を見ていたのでしょう。

様々な人が噂を聞いて集まってきました。夢をみて、または欲望を抱えて

人は集まるのですね。本島はどうでしょうか?

様々な方は訪れています。でも丸亀で画廊をしていたときに訪れる人々とは

あきらかに異なっているように感じます。

そういう意味でもこの場所は気に入っています。  
タグ :塩飽本島


Posted by ギャラリーアルテ at 08:22Comments(2)art