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2009年08月12日

死んでしまった町と、生き生きとしている町

歴史的都市の保存からクリエイティブな都市の再生が可能

グローバル化は、世界全体に影響を与えています。問題は、
そのことによって、市場が重視され過ぎていて、私たちの価値感や、
行動の仕方も影響を受けてしまっていることです。
文化にも、このような影響があります。
このことが問題だと感じていないことが本当は深刻な問題だとおもいます。

ただ、世界が一つの大きな市場になっている為に、かえって自分たちらしさ、
自分のアイデンティティや、コミュニティを結びつけるものは何なのかということを
考える機運が生まれています。

今進んでいるグローバリゼーションがこのまま進行すると、
世界中にあるさまざまな歴史的資源や、
あるいは言語さえもどんどん失われてしまうでしょう。
ある意味で、文化的な多様性を保つ努力や独自性も必要でしょう。

面白いことに、一般社会にとって価値が認められない財が、
アーティストの手にかかることで、プラスに転化されることはよくあります。

ただし、市町村の中で、全部が文化都市になるわけはありませんから、
かなりの部分は負ける。死ん行く町になります。

どこから違いが生まれるかというと
観光によって、活性化した町は、常にマイナーチェンジで変化を作り出さないと
いつまでも続かないxでしょう。
観客は、飽きやすく、時代のスピードはおもったよりも速い。
感性という直観力を養っていないと、常に商機を失うでしょう。
それほど、観光産業は難しくなっているとおもいます。
アートツーリズムという観光も大きく舵をきっているようです。

それよりも子供にとって住みやすい場所であること、老人が住みやすい
場所であること。将来にわたってよりよい環境が整っていること、
そういうビジョンがとても大切なことだとおもう。

これまでは競争によって、質が高まるといわれましたが
協力も大切です。協力してこそ、経済、社会、文化的生活を高めることができる
のです。

そういう意味で、成功事例にならおうとする地域は、残念ですが、死んでゆく町なのxです。













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Posted by ギャラリーアルテ at 18:25│Comments(0)art
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