2009年05月14日
ポストモダニズム

画像 「知恵の樹」 ふるかはひでたか
本の形をした彫刻作品
ページに表された図像は、葡萄の二本の樹の像であり、それらは、DNAの二重螺旋の如く互いに螺旋を描いて逆行している。これは、ミーム(meme)との対比をもとして、遺伝子という、もうひとつの情報の流れに重ねたもの
古さということについて考える。
今日美術家と話していて、「古い(あるいは新しい)」という言葉を使った。
未来が希望に満ちているという進歩主義の話ではない。
古いとは、どういうことか。それは近代のままの社会認識、表現、思想、価値感を持ったままいるということだ。
じゃやっぱり、ポストモダニズム・・、「モダン(近代)の先へ」ということか。
今は、ポストモダンの時代。つまり「ポストモダンとは大きな物語の終焉」ということだ。
美術家でそれをリアルに実感しているもの、していないものの隔たりは大きい。という。
確かに、それが古さと新しさの違いということになる。
世界市場の混乱は、時代の物語の終焉を実感させる。
確かに9.11の前と後では、美術の物語は大きく変わり、新たな物語が始まっているのだ。
Posted by ギャラリーアルテ at 20:18│Comments(0)
│art