
2010年12月10日
子猫の病
火曜日夕方笠島に入ってみると、子猫のベルの様子がおかしい。
隣の吉田さんが言うには、よく溝にはいって、泥のようなものをなめる。
やめさそうとしても言うことをきかないで、なにを食べてるんやろね。
鼻もすりむいて、片目が開かんのよ。
風邪なのかくしゃみと鼻水がひどい。
この寒さは子猫にはきついだろう。抱いてタオルに包んで、ストーブの前で
あたためる。
二日目 朝子猫がいない。探すと向かいの不在の家の庭でうずくまっている。
元気とくろちゃんもいるが、子猫は寒そうにしている。
温めてやりたいが、鼻がきかないためか、食事にも関心を示さない。
困っていると、文化課の冨田さんたちが通りかかった。
子猫のことを話すと、塀をよじ登って子猫を連れてきてくれた。
ありがとう。
子猫を抱えて、電気コタツにタオルを敷いて寝かせる。
あたたかくて心地よいのか、その内いびきをかいて眠る。
仰向けに延びきって横たえている。
エーー。もうだめなの?あわてて抱えると
かすかに口で息を苦しげにしている。
吉田さんに来てもらって、子猫を見守る。
その内気づいて起きた。眠っていたのだ。
ほっとして、昨夜はコタツで添い寝。
にゃーと啼くので、トイレにつれてゆくと
しっぽを上にして、うんちをした。
また眠っていて、むくりおきてにゃーと啼くので
トイレにつれてゆくと、ちょこんと座って用足しがすむと
戻ってくる。そのしぐさの愛らしいこと。。
でも水も重湯も食べない。お兄ちゃん猫が食べていると
一緒に食べようとするので、朝外に出してやる。
カリカリときゃっとフードを少し食べる。水も飲んでいる。
よかった。今日も寒く、来客もなかったので、合間にコタツで眠らせる。
あたたかく、心地よいのかこたつから離れなくなった。
夕方目がおかしい。左の目が瞬膜がくっついているのか
ひらかない。目薬を探して、嫌がる子猫をあやしながら、挿してみる。
少しづつ挿して、脱脂綿を熱湯消毒をして、涙を拭いてみる。
元気も子猫だったときに、ひどい状態だったこともあったから、
ベルも目薬を指して、清潔にぬぐってやれば、よくなるだろう。
熱もないようだし、昨日よりは元気になくし、少しだけど水ものんで、食事も食べた。
あたたかくして、休めば回復すると思う。がんばれ。生きろ。。
野良猫だと嫌う人もいるが、頼ってくるものをこの寒い戸外には出せない。
猫も生き物、たとえ片方の目が見えなくなっても、ちゃんと歩いて啼いているのだから
まるごと受け入れて、一緒に暮らそうと思う。
ベルよ安心して、今夜もお休み。。
隣の吉田さんが言うには、よく溝にはいって、泥のようなものをなめる。
やめさそうとしても言うことをきかないで、なにを食べてるんやろね。
鼻もすりむいて、片目が開かんのよ。
風邪なのかくしゃみと鼻水がひどい。
この寒さは子猫にはきついだろう。抱いてタオルに包んで、ストーブの前で
あたためる。
二日目 朝子猫がいない。探すと向かいの不在の家の庭でうずくまっている。
元気とくろちゃんもいるが、子猫は寒そうにしている。
温めてやりたいが、鼻がきかないためか、食事にも関心を示さない。
困っていると、文化課の冨田さんたちが通りかかった。
子猫のことを話すと、塀をよじ登って子猫を連れてきてくれた。
ありがとう。
子猫を抱えて、電気コタツにタオルを敷いて寝かせる。
あたたかくて心地よいのか、その内いびきをかいて眠る。
仰向けに延びきって横たえている。
エーー。もうだめなの?あわてて抱えると
かすかに口で息を苦しげにしている。
吉田さんに来てもらって、子猫を見守る。
その内気づいて起きた。眠っていたのだ。
ほっとして、昨夜はコタツで添い寝。
にゃーと啼くので、トイレにつれてゆくと
しっぽを上にして、うんちをした。
また眠っていて、むくりおきてにゃーと啼くので
トイレにつれてゆくと、ちょこんと座って用足しがすむと
戻ってくる。そのしぐさの愛らしいこと。。
でも水も重湯も食べない。お兄ちゃん猫が食べていると
一緒に食べようとするので、朝外に出してやる。
カリカリときゃっとフードを少し食べる。水も飲んでいる。
よかった。今日も寒く、来客もなかったので、合間にコタツで眠らせる。
あたたかく、心地よいのかこたつから離れなくなった。
夕方目がおかしい。左の目が瞬膜がくっついているのか
ひらかない。目薬を探して、嫌がる子猫をあやしながら、挿してみる。
少しづつ挿して、脱脂綿を熱湯消毒をして、涙を拭いてみる。
元気も子猫だったときに、ひどい状態だったこともあったから、
ベルも目薬を指して、清潔にぬぐってやれば、よくなるだろう。
熱もないようだし、昨日よりは元気になくし、少しだけど水ものんで、食事も食べた。
あたたかくして、休めば回復すると思う。がんばれ。生きろ。。
野良猫だと嫌う人もいるが、頼ってくるものをこの寒い戸外には出せない。
猫も生き物、たとえ片方の目が見えなくなっても、ちゃんと歩いて啼いているのだから
まるごと受け入れて、一緒に暮らそうと思う。
ベルよ安心して、今夜もお休み。。
2010年12月10日
一年がたった
本島にアルテという現代美術のギャラリーを移転して
ようやく一年がたった。
今朝トシコさんと立ち話をしたおり、もうどうのくらいになる?とトシコさんから
訊ねられた。私が「11月からの移転だったので、一年経ちました。」と応えると
そうのくらいかね。もっと前からのような気がするといわれた。
トシコさん曰く「あんたたちのような若い人が来てくれて、暮らしてくれて
本当にうれしいよ。みんなと仲良くこれからもやっていってよ。」
年を負うごとに人は老いてゆき、人が少なくなる。
この寂しげな町並みは、今年の夏は20代のアーティストたちと暮らしを共にしたことが
人々に刺激になったようだ。作家が島を離れるごとに、港まで見送ってくださる方もあり
島の人々は名残惜しそうだった。
来年もまた新たな人々を迎え入れてと願う人もあって、
なんとか、応えたいと思った。
香川の人にとって、瀬戸内の島の暮らしは近くて遠い。
他府県の特に都市に暮らす人々の方が、この島を魅力的だと感じるようだ。
そんなものなのだろう。
今日は冷える。晴れていて、外は青空、猫は日向ぼっこ。
そして、町並みの人々は畑でジャガイモや大根を収穫している。
私もアルテの左向かいに畑を借りた。畑を耕してもらったら、
玉ちゃんがカリフラワーや豆の苗をもらってきてくれて、植えてくれた。
私も丸亀でタマネギと豆の苗を買ってきて、玉ちゃんに植えつけをお願いした。
毎朝、私が目覚めると畑の苗に水をやっていてくれる。もっと早く起きて私が水遣り
しなくちゃと思って、目覚めると畝は既に水がまかれたあとが残っている。
こうして、草取りから苗を植え付け、果ては水遣りまで、島の方のお世話になりながら
私の畑では、初めての野菜が育っている。
子供の頃、実家の寺の裏庭で祖母の趣味が、畑を栽培すること だったので
多少は手伝い、記憶もあるが、自らではなかったので、全くのド素人の私は、
島の人々の注目を浴びながら、畑づくりをはじめた。
食とアートのプロジェクト 食の部門は、数年がかりのテーマになることだろう。
空き家が多い笠島地区だが、盆と正月には帰省する人々が多いため
なかなか、新たな住人が空き家を借りて活動することが難しいのだが、
人が暮らさない建物は傷みがはやい。建物は人が暮らすことで、初めてその本来の
機能を発揮する。短期間であっても様々若者アーティストが町並みの中で
創作活動を行う。こういうかたちの活性化はこれからの時代には必然となるのでは
ないのかと思う。
ようやく一年がたった。
今朝トシコさんと立ち話をしたおり、もうどうのくらいになる?とトシコさんから
訊ねられた。私が「11月からの移転だったので、一年経ちました。」と応えると
そうのくらいかね。もっと前からのような気がするといわれた。
トシコさん曰く「あんたたちのような若い人が来てくれて、暮らしてくれて
本当にうれしいよ。みんなと仲良くこれからもやっていってよ。」
年を負うごとに人は老いてゆき、人が少なくなる。
この寂しげな町並みは、今年の夏は20代のアーティストたちと暮らしを共にしたことが
人々に刺激になったようだ。作家が島を離れるごとに、港まで見送ってくださる方もあり
島の人々は名残惜しそうだった。
来年もまた新たな人々を迎え入れてと願う人もあって、
なんとか、応えたいと思った。
香川の人にとって、瀬戸内の島の暮らしは近くて遠い。
他府県の特に都市に暮らす人々の方が、この島を魅力的だと感じるようだ。
そんなものなのだろう。
今日は冷える。晴れていて、外は青空、猫は日向ぼっこ。
そして、町並みの人々は畑でジャガイモや大根を収穫している。
私もアルテの左向かいに畑を借りた。畑を耕してもらったら、
玉ちゃんがカリフラワーや豆の苗をもらってきてくれて、植えてくれた。
私も丸亀でタマネギと豆の苗を買ってきて、玉ちゃんに植えつけをお願いした。
毎朝、私が目覚めると畑の苗に水をやっていてくれる。もっと早く起きて私が水遣り
しなくちゃと思って、目覚めると畝は既に水がまかれたあとが残っている。
こうして、草取りから苗を植え付け、果ては水遣りまで、島の方のお世話になりながら
私の畑では、初めての野菜が育っている。
子供の頃、実家の寺の裏庭で祖母の趣味が、畑を栽培すること だったので
多少は手伝い、記憶もあるが、自らではなかったので、全くのド素人の私は、
島の人々の注目を浴びながら、畑づくりをはじめた。
食とアートのプロジェクト 食の部門は、数年がかりのテーマになることだろう。
空き家が多い笠島地区だが、盆と正月には帰省する人々が多いため
なかなか、新たな住人が空き家を借りて活動することが難しいのだが、
人が暮らさない建物は傷みがはやい。建物は人が暮らすことで、初めてその本来の
機能を発揮する。短期間であっても様々若者アーティストが町並みの中で
創作活動を行う。こういうかたちの活性化はこれからの時代には必然となるのでは
ないのかと思う。
2010年12月10日
一部のインスタレーションはご覧いただけます
松宮硝子さんの髙島八重美邸での展示は空間をうまく利用したインスタレーションで
建物内部を周遊させる構造になっていて、訪れた方口々に賞賛をいただいたものだった。
家主の都合で、この展示は11月28日をもって終了となったが、引き続きアルテversionは
ご覧いただける。八重美邸の作品も一部はアルテに移動させているので、ぜひご鑑賞下さい。
真木邸の安倍安人さんのインスタレーションも好評であり、これは年明け1月15日頃まで
展示を行う。記録集も出版されるとのことです。
山田健二さんの真木(まき)邸におけるインスタレーション 「作庭口訣」も年明けまで
ご鑑賞いただける。
竹紙制作に奮闘してくださった 柴田智明さんの髙島作業所における日本画の展示は
これも家主の作業所のため、終了した。
告知も不十分ながら、アンテナの高い方の来訪が多く、盛況の中終了できた。
12月に入っても来訪者が続き、第1週は相変わらずの人の出入りが続き
あわただしく、終日を終える。
ようやく寒さが厳しくなった5日以降 ひっっそりとした笠島の町並みとなり
ようやく、遅れていたウェッブの更新やら、今回のプロジェクトのアンケート集計など
雑務に取り掛かった。1月からの月ごとの来場者数は平均145名
プロジェクトが始まった7月から11月までの来場者数は887人
本島という離島でしかもマスメディアによる告知が行われなかったにしては
上出来といえよう。
自らが情報を選択して訪れた人々だった。
ある意味選別が出来て、今後に活かされると感じた。
建物内部を周遊させる構造になっていて、訪れた方口々に賞賛をいただいたものだった。
家主の都合で、この展示は11月28日をもって終了となったが、引き続きアルテversionは
ご覧いただける。八重美邸の作品も一部はアルテに移動させているので、ぜひご鑑賞下さい。
真木邸の安倍安人さんのインスタレーションも好評であり、これは年明け1月15日頃まで
展示を行う。記録集も出版されるとのことです。
山田健二さんの真木(まき)邸におけるインスタレーション 「作庭口訣」も年明けまで
ご鑑賞いただける。
竹紙制作に奮闘してくださった 柴田智明さんの髙島作業所における日本画の展示は
これも家主の作業所のため、終了した。
告知も不十分ながら、アンテナの高い方の来訪が多く、盛況の中終了できた。
12月に入っても来訪者が続き、第1週は相変わらずの人の出入りが続き
あわただしく、終日を終える。
ようやく寒さが厳しくなった5日以降 ひっっそりとした笠島の町並みとなり
ようやく、遅れていたウェッブの更新やら、今回のプロジェクトのアンケート集計など
雑務に取り掛かった。1月からの月ごとの来場者数は平均145名
プロジェクトが始まった7月から11月までの来場者数は887人
本島という離島でしかもマスメディアによる告知が行われなかったにしては
上出来といえよう。
自らが情報を選択して訪れた人々だった。
ある意味選別が出来て、今後に活かされると感じた。