2010年03月20日

新しい住人

笠島保存地区に入るには、山道からがお勧め。

海沿いの道は、近年自動車道として整備されたもの。

昔ながらの道をたどって、笠島に入って欲しい。風情があるから。

山根を通り過ぎ、小さな峠を越える、すぐに保存地区の黒壁が眼下に広がる・・・。

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東小路 このところ、笠島に新しい住人が増えている。もともとこの地区の人だが、県外で暮らしてきた人が

定年後、笠島に戻ってきているようだ。自治会長に良かったですね。とつげる。

おう そうなんよ。もともと笠島の出で、戻ってきよる。

笠島出身の人は、家もあるから、戻りやすい。空き家はあるが、所有者があるから、

案外 新たな住民がここに住居を得るのは難しい。

アルテは、4年前の文化活動がきっかけ。そして ユーラシア旅行社の取材によって

新たな関りが生まれ、今の展開になっている。

昨日は、また新しい住人となる方が、挨拶に来られた。

かつて(先代の時代に)手放された家を、買い戻されて、この町に暮らすため

越して来られた。アルテのある東小路の通 3軒めのお隣離さんになる。

つくづく感じるが、地域の人々は お互いを知っている。よく知っている。

もちろん気の合う人 合わない人もあるだろうが、でもお互いに助け合って暮らしている。

 くらしそのものの広がりと深さが背後にしっかりとある。それが私がみた笠島の現在。

でもお年よりはさびしいといった。

今朝子猫のお腹の毛があまりに汚れているので

表の道路で石鹸の泡で洗っていた。オンバを押しながら おばあちゃんが

「まあ あんた(子猫)はええねぇ やししくしてもろて・・」

と話しかけてきた。

「夕べはとまっとったんか?町の人が一人で さみしゅうないか?」と

私「ううん 静かでいいよ」と応えると

私は夜一人でいると さみしゅうて さみしゅうて・・」といった。

そうだよね。さみしいのか 寂しかったら、遊びに来てね。

といって別れた。





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Posted by ギャラリーアルテ at 12:22│Comments(0)塩飽本島
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